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山添博史 ご参考

防衛研究所 地域研究部  山添博史 経歴、業績紹介 (職場ページ) ( researchmap )  共著『ウクライナ戦争の衝撃』「ウクライナをめぐるロシアの強要戦術」「2021 年春のウクライナにおけるエスカレーション危機」「ロシアの多層的な闘争手段」 「プーチン政権と第二次世界大戦」榎本武揚、ヨーロッパ外交史など 常用リンク: 英国防省ウクライナ戦況  ( OSINTeditorまとめ )、 ISW 、 コメルサント 、 ヴェドモスチ 、メドゥーザ( ru )( en )、 ウクライナ軍日報 、 BBC War in Ukraine (en) , ( ua ),( ru ),( ja )、 朝日新聞タイムライン 、 Oryx兵器供与追跡 、 ------------------------------ 一般向け発信予定・履歴 8/24(木)21:00 BS11 報道ライブ インサイドOUT  8/12 国際政治チャンネル 7/30(日) 19:00 BS朝日 日曜スクープ 7/29 朝日カルチャーセンター 6/26(月)クローズアップ現代 ワグネル反乱 https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4795/ 4/23(日) 19:00 BS朝日 日曜スクープ 3/28(火) 21:00 BS11 報道ライブ インサイドOUT  3/26(日) 19:00 BS朝日 日曜スクープ 3/5(日) 19:00 BS朝日 日曜スクープ 2/22(水)朝日新聞デジタル  「戦争は、誰の想定どおりにもならない」 ウクライナ侵攻から1年 1/24(火)読売新聞朝刊 ウクライナ情勢特集 インタビュー 1/22(日) 19:00 BS朝日 日曜スクープ 1/17(火)19:30 BS-TBS 報道1930 12/29(木) NewsPicks 「【徹底解説】ウクライナで、2023年に起きること」 12/25(日) 19:00 BS朝日 日曜スクープ 12/5(月)22:00 深層NEWS 12/4(日) 19:00 BS朝日 日曜スクープ 11/29(火)22:00 深層NEWS 11/23(水)21:00 アベマプライム 11/17(木)NewsPicks 「ポーランドのミサイル着弾。これから何が起...

Putin’s False Narrative of “NATO Expansion Threat” (Ver. 3, March 4, 2022)

Putin’s False Narrative of “NATO Expansion Threat” Hiroshi Yamazoe, Senior Research Fellow, National Institute for Defense Studies, Japan Ver. 3, March 4, 2022.   A newer history of Russia can be like this: “Vladimir Putin started a wrong war against Ukraine in February 2022. Ukraine resisted it and the world retaliated by inflicting enormous economic and diplomatic damage on Russia. Putin then realized what the real Russian national interest was. He talked to Ukraine, the U.S. and China in March, and secured the redefined national security of the nation-state Russia. He soon left the office. Ukraine recovered, and then Russia did.” If you could replace Putin with someone who can immediately rule the Russian political elite and settle the most important geopolitical issue, that would be better. However, to the author it looks very remote, if possible. A wrong successor could not manage turmoil of the collapse of Putin’s ruling elite.   What is the national secu...

ウクライナ情勢の現状と今後の見通し――ロシアと欧米の視点から(2022年2月28日)

  (防衛研究所ウェブサイトで読むのがきついので転載しました) ウクライナ情勢の現状と今後の見通し――ロシアと欧米の視点から (防衛研究所の研究者による緊急座談会、2022年2月28日) 2022年2月24日、ロシアのプーチン大統領は、親ロシア派からの要請があったとして、ウクライナ東部での軍事作戦を宣言すると同時に、東部のみならず、ウクライナ各地への侵攻を開始した。急激に悪化するウクライナ情勢と、ウクライナをめぐるロシアと欧米の対立の現状と今後をどう見るべきか。防衛研究所の齋藤雅一所長、山添博史主任研究官(地域研究部米欧ロシア研究室、ロシア専門)、新垣拓主任研究官(同、米国専門)がウクライナ情勢に関し、それぞれの専門の視点から語り合った(司会は庄司智孝・企画調整課研究調整官)。 1ロシアのウクライナ侵攻の背景、目的、戦況 庄司:ロシアのウクライナ侵攻の背景と目的は何か。 山添:先週から状況が大きく変わり、ロシアの目的を推測すること自体困難になっているが、現在見えているのは、ウクライナのゼレンスキー現政権を転覆させ、親露傀儡政権を樹立し、これを永続的にする政治的な仕組みを確立することであろう。昨年11月頃からロシアは欧米諸国と交渉を重ねてきたが、ロシアの狙いは、交渉は不調に終わったためこれしか手段がなかったという、侵攻の口実を作ることであったと今なら考えられる。 新垣:ウクライナ情勢をめぐるプーチン大統領の主張はこじつけに過ぎず、ロシアの目的はウクライナをNATOに加盟させず、ロシアの影響下に置き続けることにある。 庄司:現在の戦況をどう見るか、また今後の戦況の見通しは。 山添:首都キエフでの戦況は、ウクライナ側が少し押し戻した状態である。第2の都市ハリコフ周辺、東部ドネツク州、クリミア半島に接する南部など、ロシアの占領地域は広がっている。ただ、当初キエフの早期陥落が危惧されていたが、まだ陥落していない。その意味ではウクライナは善戦している。2014年のソチ五輪の時と同様、3月4日の北京パラリンピックの開会式までにロシアは停戦合意を取りまとめる意図があるかもしれない。しかし、ロシアはまだ戦力の3分の1程度しか投入しておらず、交渉を有利に運ぶために、一般市民への攻撃を含め激しい攻撃をウクライナに加える可能性を危惧している。 新垣:アメリカ国防省の評価としては、当...